◆ 12月はノロウイルス感染で面会できず(>_<)2011年01月01日

 12月初め、いつものように日曜日に面会に行くと、入口に「面会をご遠慮ください」という張り紙。面会者が持ち込んだらしいノロウイルスに感染してしまった入所者が食堂で嘔吐してしまったため、その周囲に居た入所者の何人かが感染し、保健所の指導のもと、ノロ感染終息宣言をせるようになるまでは面会を遠慮してほしいということであった。
 そして終息宣言が出たのが12月下旬だったので、年末が一番忙しい仕事をしている私は、結局12月中は面会に行けなかった。

 それで元日、独身の長男と次男の家族(3人の孫を含めて5人)に私の7人で面会に行った。昨年の元日は、大腿骨骨折の手術の直後で病院に面会に行ったことを考えれば、まあ今年は“良し”としなければ・・・・・。

 12月中面会が出来なかったせいか、それとも皆で面会に行ったせいか、次男の嫁が帰ろう言葉をかけると、帰っちゃだめだとばかり嫁の手をつかんで離さない。面会に行くのはいいけれど、これが一番堪えるんだ!(;_;)


◆ いまごろ里ごころが、なぜ??2011年01月09日

 きょう日曜日も恒例の如く特養に妻の面会に行った。いつものように会話の成立しない面会ではあるが、今日は何度も「一緒にウチ連れて行って…」「一緒に帰ろう…」と言って涙を流すのだ。「お前の家はここなんだよ。」「お前が病気になってからは、ここがお前のウチになったんだよ。」と応えるしかすべがないのだったがアルツハイマーの頭ではそれを納得できる状況ではない。
 たまたま面会場所にもう一組み、入所している奥様の面会に来ていた旦那さんが居たのだが、帰り際にお互いに言った言葉は「面会に来るのはいいんだけれど、帰ろうとすると言いだされる言葉が何とも辛いんですよね!!」

◆『思い出を失うという孤独』…柳町光男氏の言葉で大いなる反省2011年01月16日

 今日の読売新聞の『ケアノート』というページに、映画監督の柳町光男氏が施設で亡くなられたアルツハイマー型認知症だったお母様のことを語った『母の孤独 救えず無念』という記事が載っていた。
 その中で、『・・・新しい方からゆっくりと記憶が消えていく。最後は私たち子供や父のことも忘れました。悲しいことでした。』という言葉に続けての『でも、思い出を失うということはどういうことかを考えると、自分たち以上に、母はどんなに孤独なのだろうかと胸が痛みました。』という言葉にショックを受けた。
 そう、“死よりも切ない別れ”などと自分のことばかり言っていたけれど、アルツハイマー病の本人の辛さや苦しさにもっともっと思いを致さなければいけない!!(-_-;) と反省させられた記事であった。